ここ数日、妻に株式やFXなどのトレード方法を教えています。
その際、自分が教えていることと、妻の理解度のズレに関し、
苛立ちを何度も確認しました。
その苛立ちと妻への言動が、このたび休職することとなった、
上司の言動と重なることを自分で言っていると自覚しました。
これらは、今日はじめて気づくことではなく、
いままでも同じように、イライラしては、反省することを繰り返しています。
こういうことを考えている時点、僕はやっぱり病気なのかもしれません。
では、すこし掘り下げて書いていきます。
妻の無知さ
以前の記事で数回書いたことがありますが、妻自身で生計を立てれる力をもってもらいたいと思っています。
というのも、僕の妻は外国人ですし、僕になにかあれば、妻は在留資格を失います。
その際は、在留資格の変更すればいい。
だけなのですが、これは日本人が考えるような甘いものではないです。
甘いものではない。
と書いたのは何度も申請していて、日本人が行う一般的な行政に行う申請の
どれよりも厳しい内容です。
日本人の配偶者等の資格を失った人は、永住者または定住者の資格に切り替えるのが一般的だそうです。
日本人の配偶者が死んだ後で、永住者の申請は難しいと思います。
士業の方に頼めば比較的簡単かもしれませんが、その方法も外国人は知らないことが多いです。
さらには、こういう代理人を立てる際に探し方がわからないので、SNSを使ったりします。
大抵、こういうとこで見つかるのは、資格のない在日系外国人だったり、
日本人のお客さんはまったくいないような胡散臭い士業の方ばかりです。
過去に妻がSNSでコンタクトを取って、なにもわからず都心まで妻に連れていかれたことがあります。
このときは、「有名な行政書士の方だから」と言われついていきました。
「なんだよ。有名って、行政書士が行う申請で有名なんて関係ないと思う。
ましてや、行政書士を探すのになんで、電車で1時間も離れたとこまで来る必要があるのか」
っていうのが内心です。
で、この時待ち合わせをした行政書士は時間ギリギリに
「いまバスを降りました」とだけ連絡きただけで、そこから50分ほど待ちました。
時間に遅れることは誰しもありますが、来た時の対応で決まると思います。
このとき、来た自称「有名な行政書士」は、風貌は日本人に近いですが、
体系は南米ですし、話し方も南米なまりがあります。
僕は弁当工場で、多国籍の人と交流をもってきた経験があるので、
ブラジル、メキシコ、ボリヴィア、ペルーなどなど、日系人が住んでいる国が多いことを知っています。
ほとんど、日本人の血が入ってない人も平気で日系人として日本に来ていることも多いです。
※各国から発行された偽情報は日本では偽か判別できませんので仕方ないです。
まぁそんな胡散臭い人間、僕はまったく信じれません。
その行政書士に
「士業は成功報酬なことが多いと思いますが、手付金ってなんですか?前払いの意味がわかりません。」
あとで、これは他の行政書士でも前金を取っている事務所もあることを知りましたし、
法的には前金を禁止するなどはないので合法だそうです。
まぁ僕がこれを聞きたかったのは「そもそも、あなた資格あるんですか?」って話です。
『ワタシは遊びでやっているわけじゃない。忙しいからカエル。』とキレられ、
自称「有名な行政書士」は帰っていきました。※正確には逃げたのだと思います。
待ち合わせ場所に1時間くらい遅れてきて、このキレて帰るということは、
「全く私は悪くない」ということでしょう。こんな人間を代理に立てるとか論外です。
で、何を言いたいかというと、妻は無知すぎると考えています。
ただ、これは妻をバカといっているわけではなく学歴でいえば、
あきらかに中卒の僕がバカです。
妻は大学院卒であり、母国では私立の高校教師でした。
また、妻がすごいなと思うことは、中学生くらいからの学費を
すべて自分で工面しながら成績トップで学生生活をしてきた苦労人です。
義理の妹から聞きましたが、妻が学年トップの成績だったので、
その報酬として、文房具などをもらった際も、それを妹にあげていたそうです。
妻のお母さんは、早くに亡くなられているので、
妻がそのお母さんの代わりになる必要があったそうです。
だから、妻の妹からすると、僕の妻はお母さん的な存在でもあるようです。
この前提条件でいうと、妻と僕を比較することが失礼なほど、
妻の方が優秀な人間であると思っています。
しかし、妻が無知であると思うのは、生きていく知識の方です。
母国であれば、問題はないかもしれませんが、ここは妻の異国、日本です。
日本は治安が良い国ですが、それでも赤ん坊と同じ外国人は日本人よりも詐欺にあいやすいです。
日本人であれば、「詐欺」として警察に行きますが、外国人は警察へ行かないことも多いです。
ということを理由に詐欺などの被害を受けやすい外国人である、
妻に生きるすべも含め、僕は教える必要があります。
数日前から投資勉強
以前の記事でも書きましたが、妻が自力で生計を立てれるような仕組みを作っておきたいと考えています。ただ、これをすべて僕がするのは本人のためではないと考えています。
なので、一カ月ほど前、妻に次のような質問をしました。
妻を代表にして、会社を作りたいんだけど、何かやりたいものはない?
即答で「ない」という答えが返ってきましたが。
何か考えてほしいので、ある程度の日をおいてから、妻に数回質問しましたが見つからないそうです。
これはこれで、良いと思っています。僕自身、行動力がないと思う人間ですので、
起業しようと思ったことは数回ありますが、行動が伴わず実現できませんでした。
しかし、行動をせずとも、ビジネスチャンスを考え、
「何かないかな」を頭に入れておけば、物事の見え方に変化が生じると思っています。
まず、動き出すにはここが大事だと思うので、妻にこれからも定期的に質問をし、
ビジネスチャンスを頭に定着させたいと思っています。
そして、1週間ほど前から、妻が「トレーダーになりたい」と言い出しました。
…まさかトレーダーとは、と思いましたが、僕がなりたいと言っているし、
それについて話しているから、仕方ないかなと思いました。
ならば、自分の復習も含めて、妻に投資に関する知識を教えようと思い、
先週から毎日30分程度、投資のお勉強会を開くようになりました。
教材が必要
口座開設方法などは不要だと思うので、次のことを教えてきました。
※リストは教えた順ではありません。
- 現物取引と信用取引のちがい
- 3つある信用取引
- ローソク足チャートの見方
- 陽線と陰線でわかること
- 出来高
- トレード手法(短・中・長)
- 実際の銘柄をチャートで値動きを確認
- デイトレをしているyoutuberの動画視聴(成功例と失敗例)
- youtubeの株取引に関する教材動画視聴
などです。
妻は、投資の神様の「ウォーレン・バフェット」の話を動画で見ているようです。
ただ、この動画がどれくらい信憑性あるものかはネパール語を知らないので、
計れませんが…バフェット氏の考えを学んだだけでは利益出すことは難しいです。
バフェット氏の投資スタイルの根源はバリュー投資だと思いますが、
これは長期投資でありますし、収入を増やし投資額を増やしていかない限り難しいと思います。
詳しくは:ウォーレン・バフェット氏の半生を描いた「スノーボール」をご参照ください。
しかも、「トレーダー」は「投資家」とは違います。
明確な違いは難しいですが、時間軸で両者を区別すれば短期トレードが「トレーダー」で、中・長期トレードが「投資家」だと思います。
妻はトレーダーになりたいといったので、短期トレードをすることになります。
僕が妻の性格を見る限りは、彼女は投資家の方が良いと思います。
表面だけで理解している
長期投資では、バイ&ホールドということがよく言われます。
言い方を変えると「買い続けなさい」とも言われます。
巷では「10年以上、運用した場合は元本割れリスクが極めて少ない」と聞きます。
とはいえ、投資に分類されるものは、元本割れリスクは0ではありません。
ここで勘違いされやすいのが貯蓄についてです。
貯蓄は元本割れリスクがないのですが、こちらもリスクをとっていることはご存じでしょうか。
貯蓄のリスクは「物価」です。
金利0で貯蓄してもデフレ社会なら、通貨価値が上がるので問題ありません。
でも、実際はインフレが現実です。また低金利を続けることで日本の通貨価値は金利の高い他国と比べると通貨価値が落ちてきます。これも物価上昇リスクを高めます。
まぁ人それぞれの考え方があるので、どれが正解ではありませんが、僕は上記のように考えています。
話を妻に戻します。
現在、妻は「ウォーレン・バフェットの話を聞いている」そうです。
ただ、ぼくはこの話し手が何を言っているのかわかりませんが…もしバフェット氏のことを学ぶなら、
バフェット氏の半生を描いた書籍を読む方が良いと個人的に思います。
まぁこの書籍がネパール語訳があれば話なので無理かな…。
で、書きたいのは本日、トレードの実演を妻に見せました。
実演するのに、売りも買いも簡単できるものとなるとFXなので、こちらで見せました。
僕のエントリーした理由と、今後もドル高が進むと思っているのでドル買いポジションを持っているなどを教えました。
下記が妻に教えていた際の実際のチャートです。
黄色いラインを下に割る前に、短い時間軸では「下落トレンド」になっているので、いったん利確すると僕は言いました。が、妻は「売らないでいいよ」と言いました。
結果は、僕の考えの通り、下落をしたので、いったん利確すれば、下落時(売りで入ることも可能)での含み損は発生しません。
妻の練習なので、どっちの結果でもかまいません。
というのも、僕は数日前の記事で書いた通り、上下500円の動きで買い増しすると決めているので、
どっちに転がっても問題ありません。…ただ、含み損は気分的に嫌なのでいったん利確しようかなと考えただけでした。
妻が、「売らない方がいい」と言ったことに対して『理由は?』と聞きました。
妻は答えれませんでしたが、僕は冒頭にいった「バイ&ホールド」という発想(バイアス)がかかっていると考えています。バイ&ホールドも正解ですが、時間軸が長いほど効果が出やすいです。
ならば、短期トレードでは、「バイ&ホールド」は「損切できない」または「利確する幅を伸ばしている」2択になると思います。
実際、先ほどのチャートの黄色いラインがサポートラインは、直近でそのラインで反発していたので、
このラインを割り込んだら、下落トレンドに転換するリスクが高かったと思います。
※あくまでこれは僕の考えたことであり、絶対解ではありません。
もし、妻に「バイ&ホールド」ではない理由。
例えば「日足ではドル高トレンドだし、いまは押し目を付けているだけかもしれないので、ポジションは維持する。」
など明確な理由があれば良いです。
はじめからこんなことは考えられないし、考える頭をつける練習なのでできなくて問題ありません。
反省
妻に教えている際、僕が反省すべき点をいくつか書きます。
きつく当たってしまいました。
というのも、FXなどは信用取引とおなじ資金を担保に行う取引という説明が足らなかったようです。
そのためもあってか、FXと株式も混同していましたし・・
うーん。ここは僕の説明不足ですね。
話の途中に、「株式の質問があったり」したため、
FXの話をしていたつもりが、妻の頭は株式の頭になっていたようです。
ここをきちんと見極めるべきでした。
妻に投資に関して教えれるのは僕にとってはとても良いチャンスであると考えています。
妻自身が生計を立てる考えを持つことでもありますし、自分の復習になります。
経験上、人に教えるより、それで自分の理解度が高まる効果の方が大きい気がします。
教材を用意するか、作るか考えていきたいと思います。
さて、もう2時なので、寝ます。